6日目フィスカルス工房編・ドイツフィンランド旅2009

TRIP
この記事は、2009-07-08にアメブロに掲載した過去記事です。旅の記録として。

朝目が覚めると、ここはフィスカルス。
あぁ、本当に泊まれたんだなぁとしみじみしてしまいます。
かと思えばもう撮り残したのこはない!?とばかりに写真を撮ってみたり。

カメラ小僧と化す…。
調子のりすぎてこの日は午前中でカメラのバッテリーが切れてしまったのですが…。

朝食を食べ、チェックアウトを済まし、昨日はもう閉店で観れなかったガラス工房に行きました。
綺麗なガラス。

しかし私達の目にとまったのは、作品ではなく、作品を作ったときに残ったガラス玉。
色とりどりあり、光を通してみるとまた違う世界が広がっています。
しかも端材みたいなもんだから、安い!
最初、kplという表示が何かわからなかったのですが、どうやら個数のことらしく、5kplということは5個での値段ってことに気付きました。
お値打ちなことに気付き、浮かれまくり、どれが素敵か探しまくる。

作家さんのおじさんも、とても良い人でした。

陶器屋さんでは、まだお店が始まる10分程前でしたが、おじさんが快く早めに開けてくれました。
日本から来たというと、日本のどこ?という話になり…。
center…osaka?seto?と瀬戸が出て来て我らびっくり!
やはり陶器の街、陶芸やってる人は知ってるんですね~。こんなに離れた場所でも。
なんだか嬉しかったです。
釉薬のことなど、話してくれましたが、やはり半分も理解出来ず。。英語っ…

近道を教えてもらい、昨日行ったニカリ工房へ、再び挑戦です。
機械の音がしてます。ドキドキ。
中に入ると、完成した家具が沢山並んでいました。
入り口のすぐ横が事務所になっていて、中のスタッフに交渉です。
友人が日本からメールを入れたみたいなのですが、返事が来なかったらしく。
突然の見学は大丈夫?と聞いたらOKでした。
やったぁ~!外国の工場が見学できます!
木工機械と言えば、私はギター製作を習った時に、プレーナーや昇降盤、手押しカンナなど3種類程の大きな機械と、ベルトサンダー、トリマー、スライド丸ノコなど小さな機械を使ったくらいしか経験はありません。
家具制作では他にもいろんな機械を使うんだなぁと観ていてかなりワクワクしました。

ニカリ工房では正規の社員さんが2人しかいません。
なんとその一人が日本人!
一通り作業が終わると、お昼時間を割いて、私達に工場内を細かく案内してくれました。
その人がいてくれて、本当に勉強になりました。
いなかったら、勝手に見学で、あれこれ聞けなかったと思う。
日本の機械と外国の機械では、やはり使い方が違うらしく、外国の機械のメリット、デメリット、日本も見習って欲しい点など、海外事情が聞けて本当に有り難い。

こちらの工場は働く人に優しいです。気配りが行き届いているのだそう。
木工場というと、木粉がすごくて喉を痛めるとか、冬場は寒くてもこもこに着込んで作業するという話を聞きます。
しかしこちらでは集じん対策が徹底されていて、木を削っていても粉が舞いません。
そして一年中、長袖Tシャツという格好で作業しているみたいです。
土日休みで残業代がつくとか。
日本の製作現場ではなかなかない待遇なのではないでしょうか。
木にも、人にもやさしくモノを作れる環境というのは、見習ってほしい点かもしれませんね。
作業率もUPするのではないでしょうか。

機械も、日本のものと微妙に違っていたりするそうです。
向きが逆だったりとか。
手道具でもカンナやのこぎりがそうですよね。
日本のものは引いて使うけど、外国のものは押して使う。
なぜそんな違いがうまれたのか…なんでだろう?
道路の走行向きの違いと一緒で、なんでだろう?
接着するときに使うクランプも大きい!
もうなんか、ギター製作とは比べ物にならない規模ですね~やっぱ。笑
すごいっ。
あぁいう現場に行くと、なんかわくわくどきどきしますね。
何も作れないのに、何か作りたい気分になりました。
日本の工場よりも先に、海外の工場見学をできて、幸せ者でございます。
これも、個人旅行ならではですね◎
そして家具作ってる友人に感謝です。

ここにこれたのも友人のおかげです。
2時間近くも本当に丁寧に教えてくれた、日本人スタッフにも感謝です。
良い人でした。
この人も関西人。この旅で出会った日本人は皆関西の方でした。
そう言えば6月頭にベルリン空港で私達がばったり出会った方にお会いしていたみたいです。
人と人とが繋がり、なんだかこの旅は不思議だっっ。

ニカリ工房を見学でき、フィスカルスにこれたことだけでも素晴らしかったのに、その何倍もの意味があるものになりました。
レベルアップです!

バスが来るまでオレンジジュースを飲みながら一息。
青い空、緑の木々、鳥たち。。もーサイコー!

カルヤー駅では列車の時間を一本遅らせて、さっき教えてもらったホームセンターに行ってみることに。

フィンランドのホームセンターはどんな感じなんでしょか??
やはり広いですね。
さすがフィンランド!サウナ用品が並んでます。

そしてビックリしたのは、マキタの電動工具がやたらいっぱい並んでいること。
ゴリ押ししてました。
日本で発売されてないのもあったみたいです。
でも説明書みるとやはり愛知県安城市…。
なんだか不思議な気持ちになります。
マキタ、すごいなぁー!好きだぞー!カッコいいと思います。
いつかドライバードリルを…手に入れたひ。。
今はホームセンターで見かける激安ドリル使ってますが、やはりパワーないですもん。

ここでも工具パンフレットをフィンランド語も読めないのに貰ってみたり。
見たことない金具を買ってみたり。
変な人達です、ほんと。って思われてます、認めます、ハイ。

帰りのVR列車は、行きよりも混んでいました。
そして指定席なのに座ってる人がいて驚きましたが、すんなりどいてくれたので良かったです。
一時間程でヘルシンキに到着です。
疲れもピークか、ホテルまでの道のりを迷ってしまいました。
まだ来たことのない街の方へ歩いて来てしまっているようです。

ありゃーと地図を開いていると、「日本人?」とこれまた日本人のおじさんが声をかけてくれました。
道に迷ったと言うと、おもむろに方位磁針を取り出して…「あっち方面だよー」と教えてくれました。
彼はもう3ヶ月もあちこち旅をしているのだとか。
あと1ヶ月くらい旅をして帰るそうです。
リュック一つで、ユースホステル泊まりだそう。
いーなー!そーいう旅もしてみたいんですー!と我ら。
今からトナカイを食べに行くんだとか。
ホテルに戻ったあとで会ってればトナカイ一緒に食べに行けたかもでしたが、残念っ。
今夜はビールが飲みたい!と、皆が外の席で美味しそうにお酒を飲んでいたカモメ?マークのバーに行ってみました。
黒板のメニューが全てフィンランド語で、ちんぷんかんぷんでしたが、カウンターには英語メニューもあり、ほっ。
ツナサンドウィッチとビールで、今日一日を振り返ってました。
外は明るいぜぇー。一体今何時なんだっ。ってな感じに。。

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