この記事は、2009-07-06にアメブロに掲載した過去記事です。旅の記録として。
バスで20分ほど、ついにフィスカルスに到着しました!
緑豊かなヨーロッパの田舎です。
湖ではカモが気持ちよく泳いでました。
をぉ~っ、空気が気持ちいい!
まさかの全力疾走に、喉の乾いた私達。
バス停の近くにあるチョコレート&ケーキ屋さんに入ると、飲み物も飲めたので、ケーキとカフェオレを買って外の席でいただくことにしました。
何気にこの旅初めてのスイーツを頼んだかもしれません。
チョコレートケーキとフルーツケーキを頼んでみたのですが、なんと!ほおづきが上に乗っています。
日本ではほおづきを食べる習慣はあまりないですが、後でスーパーでも見かけたりして、こっちではよく食べるのかな?
日本のも食べれると聞いたことありますが、酸っぱいって聞いたような。
こっちのは甘くて、とても美味しかったです!
ケーキ自体もめちゃ美味しい♪
ここのチョコとケーキは、レジをやっていた人の旦那さんが作ってるのだとか。
自然を観ながら食べるスイーツはとても美味しくて、心落ち着いたのでした。
ホテルまでの道のりには、お店が並んでいます。
フィスカルス社のお店もあり、ハサミではなくカッターを購入してしまいました。
ちょっと見かけない形♪
オレンジ色でかわいいのです。
この村でいきなり驚いたことはトイレ!
外国は日本のようにコンビニ行ったら借りれるわけもなく、チップ制の所が多いですが、フィスカルスの公衆トイレは自動。
50セントを入れるとロックが解除され、なかに入ることができます。
しかしその出で立ちは中も外も宇宙的というか、未来的というか、ハイテクです。
一見業務用冷蔵庫のようでもあり、入るの怖い…。
中はとても合理的に出来ていて、便座があがるとセンサーで自動洗浄。
横のボタンを押すと便器に向かってお水が出てきて、そこで手を洗います。
その近くに手をかざすと風が出てくるのだとか。
実は私はその機能を探すことが出来ませんでした。笑
友人とトイレから出てくるなり、何このハイテクトイレ!と盛り上がってしまいました。
それがまた村にあるというギャップも、たまりませんなぁ。
そしてとても綺麗でした。
シルバーアクセサリーのお店や、衣類や雑貨のお店、フィスカルスに住む作家さんの作品を集めたお店などをまわり、いつの間にか端っこにあるホテルに到着していました。
Fiskars Wardshus hotel、フィスカルではホテルも目的の一つでした。
また別記事で詳しく紹介しますね。
一階がレストランになっていたので、チェックインついでに夕食の予約をしました。
フィスカルスをここを含め、3軒くらいしかレストランがなく、混んでいる時は食にありつけないかもと聞いていたのです。
荷物を置いて、散歩再びです。
ここのホテルの家具も作ってるニカリ工房が、ホテルと反対側の端っこにあるということを教えてもらい、工房を見学させてもらえないか行ってみることに。
しかし行ってみると、先程カルヤーで遭遇した韓国人の方が入り口に座ってみえました。
訪ねてみると、友人が今中で見学しているとのこと。
先客がおりました。
少し話をして、今日は諦めることに。
明日きたら入れてくれるかな~?とドキドキです。
帰り道、村の中心にあるバス停付近で、2、3店マイペースにお店を広げている人達がいました。
ぷち蚤の市です。
木に手作り帽子をぶら下げて、鏡を引っ掛けて…と自然と仲良く開いている帽子屋さんに寄ってみました。
そうすると、おばさんが友人に髪飾りをつけてくれます。
「ん~グゥ~ッド」とのりのりおばさん。
ここにいっぱいあるからつけてみ!ここに鏡もあるからね。とジェスチャーしまくり。
帽子好きの私達はいろいろかぶってみます。
こんなのもあるよ!でもそっちのが似合うね。言葉通じずともなぜか通じあえます。
フィンランド語オンリーのおばさん、値段を聞いても何ユーロって言ってるのかわからない。
もうこちらも日本語。で、いくらなの?how much?
手で答えられてもわからない。
おばさんは車の中からユーロを取り出し、その帽子はこれとこれ。と5ユーロと10ユーロを見せてくれました。
おぉ、15ユーロね!
迷うよー迷う。
ここでは似合うけど、これ日本でかぶったらどうなの?とか。そんな迷い。
結局冷静になり、辞めたのですが、明日もやってるか?と聞くこともできない。
ノートにちょっとしたフィンランド語のメモを挟んでいたので、”かわいい”という単語だけ言ってみると、ものすごい嬉しそうにしてましたが、挨拶くらいしか載ってないそのメモで他のことを聞くこともできない。
でもすごく楽しくて、とってもキートス(ありがとう)なおばさんでした。
鍛冶屋さんにも行ってみました。
作業場と商品が置いてあるスペースがとても近く、作っているところを観ながら商品を拝見することが出来ました。
入り口ドアにはいろんな言語が。きっとどれも鍛冶屋って書かれていたんだと思います。
漢字でも書かれていました◎
さて、宿に戻り夕飯です。
ここのレストランも有名です。
でもメニューを渡されて、何を頼もうか迷ってしまいました。
コース料理とかメイン2、3種類とか。それなりの値段します。
うーん…。
ここは正直値段で決めてしまいました。
コースも出来ません。お肉料理です。
それと、ワイン。
甘いワインはどれかと聞いたら、勧められたワインが高い方のワインで…。
しかも試飲もさせてくれました。
でも結構辛口ワインだったので、ごめんけど、こっちで…と一番安いワインにしてしまいました。
そんな私達にも快く笑顔で接していただいて、嬉しい限りでした。
肉料理に好きだからって白ワインだしね。笑
パンも出てきて、お腹も満たされて会話も弾みます。
食事が済むと、デザートはいかが?と笑顔で。
ティラミスをいただきました。
おいしい!食べ終わると今度は食後のコーヒーは?と。
今までの食事からしたらかなりの贅沢をしているので、お金が心配になり、断ってしまいました。
流れにのってどこまでもつられて頼んでしまいそうになる…。笑
気付いたら3時間くらい話していた私達。
今夜は旅の中間打ち上げでした。雰囲気的にも気分的にも◎
わー結構長居してたねぇと思ったのですが、もう一組のおばさまおじさまグループはまだ話しています。
なんのサミットでしょうか。。
飲み物を買っていなかったので、部屋に戻っても飲む物がありません。
この水を持って行きたいーとピッチャーをみて思いつつ、部屋で飲むお水が欲しいと聞くと、中からビンに入った水を持って来てフタを開けてくれました。
そして部屋につけとくから◎と。
そうか、やっぱお金いるのね…このピッチャーで良かったのに。。
部屋に戻って飲んでみると炭酸水でした。
炭酸苦手の私は、がっくし。
頑張って飲んでも全然減らないのでした。
でもいいのです、フィスカルスに来れたこと、このホテルに泊まれてること、料理が美味しかったことで満たされておりました。
2階の部屋から外を見ると、まだサミットが開かれています。
白夜で薄明るい外、気持ちの良い風、今度は皆さん外で、コーヒーを飲みながらまったりとお話していました。
いいですね、こういった会議も◎